エビリファイはおだやかな作用でそれほど強い効果ではありません。しかし副作用が起きることもあるので注意をしましょう。

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副作用が起きにくいエビリファイ

非定形抗精神病薬であるエビリファイは、従来の定形抗精神病薬と比較した場合、全体的に見ても、格段に副作用の心配は減っています。

それは従来の定形抗精神病薬よりも、その効き目がゆっくりとあらわれることにより、副作用のリスクもまた、おさえられているためなのです。

従来の定形抗精神病薬においての副作用というものは心臓発作や肺炎、その他などのリスクが高かっただけでなく、死亡のリスクが高かったこともわかっています。

投与した患者たちの平均余命が短いといったことや、認知症患者だと投与を開始した直後の死亡リスクが高い、などの研究があげられているのです。

それらの副作用の問題点からは大いに改善された非定形抗精神病薬であるエビリファイは画期的なものではありますが、それでも全く副作用が出ない、といったわけではないことは、注意が必要です。

どんな副作用があるか?

従来の定型抗精神病薬よりは、副作用の心配が少ない非定型抗精神病薬のエビリファイですが、それでも全く副作用が出ない、ということではありません。以下に、主に見られる副作用をあげてみます。

不眠、神経過敏、アカシジア、手足の震え、不安感、体重の減少、筋強剛、食欲不振、食欲亢進、倦怠感、傾眠、寡動(や、表情の動きが少なくなる)、流涎、体重増加、吐き気、嘔吐、筋緊張異常などのジストニア、便秘。

こういったものが、多く報告されているようです。

眠気

エビリファイの副作用の一つに眠気があります。

抗精神薬の中には、服用すると眠気を感じる薬が多くあります。

エビリファイもそういったタイプの薬ではありますが、それでもほかの薬よりは、その心配は少ないとされています。

しかしながら、抗精神病薬に含まれる抗ヒスタミン作用があることで、どうしても覚醒状態を維持することが難しくなり、結果的に眠気に勝てなくなってしまう場合もあるようです。

不眠

エビリファイの副作用の一つに眠気がありますが、それとは逆に、不眠の副作用に悩まされるケースもあります。

これはやはり、ドーパミン受容体を刺激する作用があるエビリファイの特徴に、影響されているのだと考えられます。

ドーパミンが刺激されると覚醒度や興奮度が上がることになるため、眠りにつきにくくなるのでしょう。

ちなみにデータから見ると、統合失調症でのエビリファイ投与の治療では不眠となる副作用の方が多く、逆にうつ病・うつ状態における治療の場合には、眠気の副作用の方が多く見られるようです。

アカシジア

エビリファイの副作用の一つに、アカシジアと呼ばれるものがあります。これは、エビリファイの副作用の中でも、特に出やすいものとされています。

別の呼び方としては、「静座不能症」と言われたりすることもあります。とにかく足がムズムズと落ち着かず、そのためジッと座っていることができずに、絶えず辺りを行ったり来たりして歩き回る、といった様子が見られます。主に、服用を開始し始めた最初の数日あたりまでに発症することが多いようです。

ふるえ

エビリファイの副作用の中に、「ふるえ」があります。主に手足のふるえですが、あとは例えば何かを持とうとしたりだとか、手に力を入れたりしようとした際に見られたりすることもある症状です。

しかしながら、手足やそれ以外を問わずふるえの自覚症状がある場合には、悪性症候群、糖尿病性ケトアシドーシス、低血糖などの重要な副作用の懸念がないかを、気にかけても良いかもしれません。

食欲不振

エビリファイの副作用の中に、「食欲不振」があります。

やはり薬の飲み始めには、その薬剤に対して慣れるまでに拒絶反応があるかと思われますので、それに伴うかたちで、吐き気や食欲不振などが引き起こされる可能性があります。

ちなみにその食欲不振が体重の減少に必ずしもつながるとは限らないようで、データを見てみると、統合失調症の治療にエビリファイを用いた際にはその傾向があるものの、うつ病に対する治療の場合には、そうとも言えないことがわかっています。

その他の症状

エビリファイの副作用をまとめてみますと、不眠、神経過敏、アカシジア、手足の震え、不安感、体重の減少、筋強剛、食欲不振、食欲亢進、倦怠感、傾眠、寡動(や、表情の動きが少なくなる)、流涎、体重増加、吐き気、嘔吐、筋緊張異常などのジストニア、便秘、CK上昇、CPK上昇、ALT上昇、などがあります。

また、重大な副作用としては、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、悪性症候群、遅発性ジスキネジア、麻痺性イレウス、横紋筋融解症、などがあります。

そして、これらのほかにも様々な副作用が存在しますので、服用を続けるなかで何かおかしな症状や異常を感じた場合にはすぐに服用を中止し、医師などに相談をした方が良いかと思われます。

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